錠剤のパック詰め
患者さんは超高齢の方も多く、その多くの方が高血圧や糖尿、心臓病などでたくさんの薬を飲まなければなりません。多い方だとアサに13錠とかなんです。すごい量ですよね。
しかも「薬」なんで、それぞれが体や病気に作用をもっていて、医師の指示の通りに服用してはじめてその効き目を発揮してくれます。飲み忘れれば効くはずも無く、病気の症状が悪化するかもしれません、飲みすぎれば今度は薬自体の害(副作用)が起きやすくなってしまいます。
しかもしかも、高齢の方は若い方ほどしっかりされてるわけではありません。手がふるえたり指先がしびれてたり、目だってよくみえてなかったりされるのです。
毎朝、13種類の薬を銀紙から1錠、また1錠と取り出して・・・怖いです。
というわけでそんなときには薬局で、13種類の薬を銀紙から出して、1回の服用分をワンパックにパック詰め(一包化といいます)することができます。一包化しないといけない方がたくさんおられます。
処方箋受け付けてから薬を集めて、銀紙から錠剤出して(バラにする、バラすといいます)、パック詰めの機械(分包機といいます)にセットして、出来たパックを薬剤師が中身の錠剤が処方箋の通りになっているか最終チェックしてから患者さんにお渡しするっていう流れなんですが、めちゃめちゃ手間と時間がかかりますし、その分患者さんの待ち時間も当然長くなってしまいます。
そこで、よく出る薬はあらかじめバラして専用の小容器に準備してすぐに一包化できるようにしておきます。時間短縮です!
ちなみに分包機の点検にたまに機械業者さんが来てくれるのですが、いわくここの薬局はバラの数がメチャ多いですね!とのこと。・・・へー、そうなんだ。。。。
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